北海道や東北の冬には欠かせない石油ファンヒーター。今回はコロナの石油ファンヒーター「FH−G3220Y」を使用してみてのレビューになります。
今現在使っている石油ファンヒーターもこれより少し小さいコロナ製のストーブなのでそれと比較してのレビューも書けるかと思います。このブログでは基本的に良い部分、気になる部分について正直に書いていますので購入の際の参考にしてみてください。
基本性能
簡単に重要そうな基本性能を書いていきます。
木造 | 9畳まで |
コンクリート | 12畳まで |
タンク容量 | 5L |
寸法 | 高さ424×幅385×奥行325mm |
重量 | 8.8kg |
弱燃焼時 | 11w |
強燃焼時 | 20w |
保証 | メーカー3年保証 |
便利機能
秒速タイマー (7秒点火タイマー)
この機能は簡単に書くと朝7時に起きるとして、タイマーをセットするその時間から予熱が働いて電源を入れると7秒で点火する機能。例えば2時間経過(9時になると)すると秒速タイマーは解除されます。
秒速点火
このファンヒーターはスイッチをONにしてから通常点火するまで約75秒かかるので、この秒速点火を予め押しておけば7秒で点火出来るって機能。ちなみに部屋が冷えているとそれだけファンヒーターの点火にも時間がかかります。
ただし、デメリットとしては秒速点火を押し後に点火するまでの間に常に約80Wの電力を消費すること。約80Wといえば最新の32型や40型の液晶テレビとほぼ同じくらいの消費電力と考えれば想像しやすいかと思います。5分や10分などの短時間ならあまり気にならないとは思いますが、個人的には1時間や2時間も使用する機能ではないと思います。
ちなみにこの機能は今まで使用していたコロナ製のストーブにも付いていましたが、たまに使う程度であまり使用頻度は高くないと思います。なぜなら点火時間が通常の約75秒でも体感的にはそれほど長く感じないからです。
よごれま栓
これはめっちゃ便利。ワンタッチでタンクの蓋が開くので灯油を入れる際に手が汚れる事もない。
6畳の和室の部屋が暖まるまでどのくらいかかる?
実際に6畳の和室で室温約3℃から設定温度が17℃に上がるまでを動画で撮影しました。その他には点火時の音や動作中の音も聞けると思いますのでよければ動画をご覧ください。
ファンヒーター燃焼時の臭いは?
燃焼時の臭いはほとんど気にならないです。電源を切った時は少し臭いはしますが気になるほどでは個人的にないと思います。
ダイニチのファンヒーターよりコロナのファンヒーターを個人的にオススメする理由
今回購入した機種の「FH−G3220Y」
ダイニチの同価格帯の機種「FW-3220S」
この2つの機種は機能に細かい違いはあると思うけど決定的に違うのは燃焼方式と燃焼時の消費電力
燃焼方式に興味ある人はあまりいないだろうから簡潔に書くけど
コロナの石油ファンヒーターは「ポンプ噴霧式」
ダイニチの石油ファンヒーターは「ブンゼン式」
という異なる方式を採用している。
例えばコロナのFH−G3220Yは強で燃焼させても約20Wだけど、ダイニチのこの機種は約98Wと約5倍ほど消費電力が高い。ダイニチのブンゼン式のメリットはこの機種だと点火までの時間が約35秒とコロナの約75秒に比べて早い。なのでどちらが高機能という話ではないですし、点火時間に重きを置くならダイニチに分があります。
ではどうして個人的にコロナの石油ファンヒーターをより勧めるかというと、例えばFH−G3220Yは設計上の標準使用期間(そろそろ新しいものに取り替えを考えた方がいい時期)は8年なのでそれを前提に考えていきます。
1kWhの単価は23円で計算します。
(1kWhとは1000Wの電気を1時間使用した時に使う電気量です。)
コロナ FH−G3220Y | ダイニチ FW-3220S | |
消費電力 | 20W | 98w |
1日の使用時間 | 5時間 | 5時間 |
使用日数 | 150日 | 150日 |
1年間の電気代 | 約345円 | 約1690円 |
8年間の電気代 | 約2760円 | 約13520円 |
コロナの方は8年間で約2760円ですが、ダイニチの方は約13520円です。交換時期になればダイニチの方は新しい石油ファンヒーターが買えるくらいの電気代がより掛かります。もちろんその程度の電気代は微々たるものと考える方にとってはどうでも良いことかもしれないし、使用する環境、時間、日数などによって条件は異なるとは思います。
だけど出来るだけ環境に配慮して使いたい方や基本的に省電力の製品を好む自分としてはどうしてもコロナの石油ファンヒーターを選びたくなります。
7畳タイプ?9畳タイプ?
今まで6畳の部屋で7畳タイプを使っていましたファンヒーターの暖房能力としては特に不満はありませんでした。だけど9畳タイプなので7畳よりも温風が強いし、なにより7畳タイプはタンクの容量が3Lなので給油回数が多いのでそれだけが少し不満でした。だけど今回購入した「FH−G3220Y」のタンク容量は5Lなので給油する手間が減り嬉しいです。
「7畳タイプ」
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