
かれこれ 外部フィルターのエーハイム2213 を8年ほど使ってる。アクアリウム歴は10年くらい。これまで外掛け式フィルターや上部フィルターなどを使った事がある。購入した当時も上部式フィルターか外部式フィルターのどちらかを購入するか迷っていたけど、今思えば外部式フィルターにして良かったと思う。
ここではどんな外部式フィルターを買うか迷ってる人、上部式フィルターを買うか外部式フィルターを買うかを迷ってる人の為にエーハイムシリーズを使うメリットやデメリットについて書いていきます。
エーハイム2213を自分が好きな理由
初心者でも水がキレイに保ちやすい
よほど糞をする大型魚でなければ何もメンテナンスしなくても数カ月はトップの画像のような水の透明度を減った水を足すだけで維持する事が出来る。ポイントはほぼ何もしなくてもというところ。なので面倒くさがりの人でもコケだらけの汚い水槽になるのを避けることが出来る。
掃除の頻度が少なくて済む
自分はKOTOBUKI プログレ45cm水槽でエーハイム2213を使ってる。 飼っている熱帯魚はアカヒレやコリドラス、ミナミヌマエビなどの小型のもの。 このフィルターは45cm~75cmまでの大きさの水槽に対応している。
外部式フィルターを一度も使った事がない人はその見た目や大きさから上部式フィルターや外掛けフィルターと比べ掃除などのメンテナンスが面倒そうに考える人もいるけど実はこれが逆。飼育している魚や糞の量によっても違うけどメンテナンス(主に掃除)は基本的に4~6ヶ月に一回で十分なので実際のところ全く苦にならない。
その理由としては単純に使えるろ材の量に関係する。
ろ材とは例えば筒状になったリング状ろ材
丸形で表面が凸凹した物など
このろ材が水槽の汚れを吸着したり、バクテリアの住処になったりするわけだけど外部式フィルターはたくさんろ材を使用できるので結果、掃除などの回数が少なくても水質をキレイに保つ事が出来る。
また外掛け式はろ材スペースが全然ないので小型水槽には使えるけど45cmや60cm水槽では力不足だ。上部式フィルターだとスポンジのような物と少しろ材を入れるだけでスペースしか基本的にないと思う。なので頻繁に掃除をしなければすぐ水が汚くなる。
エアーポンプが必要ない
厳密に言うと無くても問題ないくらいの空気を水中に入れる事が可能。
ではどういうふうに水中に空気を入れるかというと、エーハイム2213では空気を水中内に入れる方法としては2通りある。
シャワーパイプ
一つは付属のシャワーパイプを使う方法。シャワーパイプとはこういった物。
購入時に付属されている。矢印の場所から水が出る。
このろ過された水が水面に当たり、空気が水槽内に入る仕組み。パイプは365度自由に回すことが出来るので水の出る部分を水槽のガラス面に当てて水槽内の空気量や水流などを調節する事も簡単に可能。ただ欠点としては空気をたくさん入れようとするとその分水面に当たった時の音が大きくなること。なのでその部分について少し調節が必要になる。
シャワーパイプだとこれくらいの空気を水中に入れること出来る。
ディフューザー
ディフューザーはパイプの代わりに取り付けるものでゴムホースから水が流れてく時に透明ホースから空気も一緒に取り込んで水中に空気を入れる方法。

ディフューザーを使うメリットとしてはシャワーパイプより細かい泡を作る事が出来る。そしてより静音性を高める事出来る。 デメリットとしてはディフューザーは水中に設置するので水流が強くなりすぎることがある。なので水流が速いのを好まない熱帯魚などを飼育してる場合には向かない。
静音性
エーハイム2213を選んだ一番の理由と言っても過言ではないのが動作時の「静音性」
居間で使う事を考えていたのでうるさいフィルターは絶対に使いたくなかった。おそらくエーハイム2213の動作時の音が気になっている人はいるはず。他の外部式フィルターについては良く知らないけどこの機種に関してはとても静か。テレビなどが付いてる場合は動いてる事自体に気付かない。またテレビを消して周りを無音にしてもその部屋で寝れるくらいの静かさ。
下の動画は実際自分の家で使ってるエーハイム2213動作音。音量を上げてみると分かると思うけどとても静かなのがわかると思う。
シンプルで頑丈

8年も毎日稼働していればどこか壊れてたしても不思議じゃない。だけど今のところ壊れる気配すらないのはすごい。おそらく2213が壊れない理由はシンプルな作りにあるんだと思う。こういう製品は複雑じゃなくてシンプルで壊れにくいものが一番だ。そしてエーハイムはドイツの会社でドイツ製。ドイツといえば言わずと知れた工業製品大国でもある。
また、何かが壊れたとしてもモーターヘッド・インペラー・ホースなどのパーツ毎に販売さているのでそれだけ交換すれば使い続ける事が出来る。今は家電製品でも壊れたら捨てて新しく買い替えた方が安いような製品が一般的に増えてる中でこういった長く使えるところも2213の魅力の一つだと感じる。
ランニングコスト(電気代・消耗品)
消耗品や電気代などどれくらいかかるの?ってのは長く使う上で気になる部分だと思う。なのでそれについて書いていく。
電気代
エーハイムのホームページによると2213の電気代は東日本と西日本の周波数によって多少の違いはあるが定格消費電力が5Wもしくは6Wなので1ヶ月あたりおよそ100円。イメージとしてはLEDの電球が1個くらい。なので電気代として気になるようなものではない。
消耗品
ろ材

ろ材に関してはエーハイム 2213 ろ材付セットを買えばおそらく一生使い続ける事が出来そう。(とりあえず8年間は使えてます。)ので新たに購入する必要はない。まぁ一生と言うと言いすぎかもしれないけど長期間ととらえていただければと思う。
細目パッド

ろ材コンテナの一番上に入れる物。ろ材で粗目フィルターパッドで取れなかった汚れが最後にこの細目パッドによってろ過される。
これに関しては消耗品なので購入する必要がある。1度くらいなら洗って使えるけど何度も使えるような物ではない。2213購入時に一つ付いてくる。イメージとしては換気扇の汚れを防ぐ白いフィルターが厚くなったみたいな感じ。
純正品はこのようなもの
純正は少し高いので自分は安く済ませる為にコトブキのターボマットを自分でカットして使ってます。
ちなみに上の細目と書かれた画像は自分でターボマットを切った物。
正直100円ショップで売ってそうな物で代用できない事もないと思う。(公式では修理保証対象外になるから使わない方が良いよ!みたいな感じで言ってるけど)
なので故障したら嫌な人や切るのが面倒な人は純正を買って、とにかく安く済ませたい人は代替品を買う事でランニングコストを抑える事が出来る。
粗目パッド
細目パッドより硬くて長期間使用できる。(少なとも5年くらいは使っても問題ないはず)
なのでコストに関してはあまり考えなくても良いと思う。こちらも2213購入時に1つ付いてくる。
自分も確か1度交換した事あったかな?くらいな感じ。それすら忘れるくらい長く使用できる。
ホース

ホースも8年間一度も交換した事がないけど水漏れなどは一度もしたことない。いずれは交換しなければならないのかもしれないけど、今の所その予定はない。
外部式フィルターのデメリット

メリットだけじゃなくて当然外部式フィルターのデメリットも知りたい人もいると思うのでそれについても書いてく。
置く場所が必要
上部式フィルターは水槽の上部に、外掛け式フィルターは背部に取り付けることが出来るけど、外部式フィルターの場合は画像のように別に置く場所が必要。なので水槽含めてコンパクトにしたい人にとってはこれがマイナスポイントなる。
導入コストが少し高い
上部フィルターや外掛け式フィルターに比べて導入コストが少し高い。ただ、何年も長く使う事を考えれば十分に元が取れると個人的には思う。
基本的に小型水槽には向かない
45cm・60cm水槽などは問題ない。 小型水槽にエーハイム2213は水の勢いが強すぎて水中が洗濯機みたいになるのでおすすめしない。なので小型水槽で使いたい場合 (45cm以下(約48ℓ以下)は一つ下のエーハイム2211をおススメする。こちらの方が水流の流れが少なく、価格もエーハイム2213よりも約2000円ほど安い。
デメリットを上回る導入メリット
水槽の水質を保つために避けては通れない掃除などの手間を少なくしてくれる外部式フィルター。長くアクアリウムを続けたいと考えてる人はいずれ外部式フィルターにたどり着くと思うので初めから使っても損はないと思う。
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