2級ボイラー技士の実技講習受けてみた感想

2級ボイラー技士の実技講習を受けてみて 資格

2級ボイラー技士の実技講習を終了してきました!!

実際どんな感じなのかってのを気になる人もいると思うので受けた感想とともに書いていきます。

ちなみにこのボイラー実技講習は学科試験の先に受けても後に受けてもどちらでもいいようなのですが、以前は先に受ける事が前提の講習だったようです。

それでは講習1日目からどうぞ。

1日目

初日は講習の説明もあるので、朝8:45分までの集合。講習時間:朝9時~16時45分まで。来てる年齢層は幅広く若い子から年配の方まで様々でワイワイガヤガヤという雰囲気は皆無。お一人様全然余裕です。ただ女性は一人もいなかった。

授業時間は55分一コマで、休憩は5分。5分の休憩ってあっという間。なのでトイレが少ない場所だと混むだろう。おそらく会社の指示で来てる人や高いお金払っている人多いだろうから遅れてくる人も皆無。なので遅刻したらどうなるかは不明。

それとネット上に書いてるある話しではスマホを見てても良かった、ちょっと寝るくらいな大丈夫みたいな情報はあったけど、突っ伏して寝てる人もいない(寝そうになってる人はいるが)、スマホも誰もいじってないっていう。むしろ最初の説明で「講習中にスマホを見てるのを見つけた場合は講習を受ける気が無いと判断し、即刻退出してもらいます。」みたいな事を言われた。これは講習場所によって全然違うって事かな。

講習内容は実技講習申込時に購入する「ボイラー図鑑、ボイラー実技テスト」に書かれてる内容を講師の方が図を交えながらより詳しく説明してくれるって感じかな。ただ、説明は淡々としており、正直かなり眠くなった。眠気防止にフリスクみたいなのあったら良いかも。そして自分は先に学科試験に合格してるので尚更、消化試合感は否めない。何というかモチベーションが上らない。

ちなみにペットボトルや水筒などの飲み物の持ち込み可。服装は普段の私服で良い。昼ご飯の時間は45分しかないのであらかじめ周りにコンビニや食べる場所はあるかチェックしておいた方が良いと思う。会場で昼食も可能だったのでお弁当やコンビニで買ったものを食べてる人も多かったです。 講習は結構長く感じるのでそれなりに覚悟しておいた方が良いかも。それと学科試験を合格した人と受けてない人が半分半分くらいだったらしい。

2日目

2級ボイラー技士 実技講習

30分前くらいに着いた。すでに半分近くの人が来てる感じ。まぁ遅れるより早めに来ておくって方が安全だよね。遅刻したら駄目らしいが実際はどうなんだろう。

今日は初日と違う講師の方が来たんだけど、この方はボイラーの仕事に関わって何十年という超ベテラン。なので実際に起こりやすい事故や気を付けるべき事、器具の運用は実際はどうされているのか、この部品はこのくらいで買えますよ〜などの小ネタをはさみながら軽快に講習をしていってくれた。講師によって講習がこれだけ違うものになるのかというのを実感。まぁ話し上手な人と下手な人がいるのはよくある事だけどね。

そして「ここは試験によく出たりする事が多いですね」とか「ここの部分は重要ですね」などの説明もあり、2日目は楽しいというとまた違うんだけど初日よりはもっと内容が分かりやすかった。なので多少は時間が過ぎるのが早かった。もちろん長い事には変わりないが。

ただ相変わらず昼食後は睡魔との戦い。うたた寝してると後ろに座ってる講習を管理してる人に肩を叩かれて起こされます笑 まぁこれくらいは問題ないけどね。

3日目

いよいよ最終日。これで最後か。今日は別の施設。

施設は大きいけど講習会場は小さい。今日の内容は座学と、パソコンを使ったシュミレーション。そしてボイラーの実機見学と模擬講習。これを人数の関係で午前と午後の2班に別れてする。

座学は前々日と前日とほほ同じ。次に教室でパソコンのシュミレーションソフトを使ってボイラーを手動点火の仕方を一人づつ行っていく。パソコンっていっても講師の方の一台だけなので一人ずつ前にいってソフト上でその手順をクリックする。例えば手動切替→ボイラー起動→ファン起動→ダンパ全開→半開→点火トランスON〜みたいな。後は水面計の機能検査で蒸気コックや水コックの開閉手順や間欠吹き出しの操作など。講師の方は先に説明してくれるけど操作画面がスクリーンに表示され、みんな見てるので多少緊張するよ。みんな手際よく簡単な感じてやるから、出来なかったらどうしようかと思って必死にやり方メモってたわ笑

そして午後になりボイラー室へ。今日は気温が高くなかったのでまだマシだったけど気温が高い日はメッチャ暑そう。夏は絶対に飲み物が絶対に必須。服装は一応ボイラー室を見るので長袖指定されてたけど半袖で来てた人もチラホラ。案外みんな話しを聞いてないっていう。

ボイラー室では実際のボイラーを見ながら講師が器具を説明してくれるんだけど、いかんせん人数が多いので移動するのにも一苦労。そして器具の説明の時も、前の人の頭で全然見えなかったり。20人くらいはいたけどさすがに10人くらいが限界だと思う。

次にさきほどパソコンシュミレーションでやった事などを模擬のボイラー起動装置や、水面計のコック開閉などを実際にやっていく。まぁこれがそれなりに難しい。頭で手順が分かっていても実際やると失敗する人多数。番号が最初の人からやらされるので後の人は他の人のを見れるので少し得。 まぁこういうのは失敗してなんぼだ。 なので失敗しても気にしない方が良い。

でもこれが一番実技講習っぽい作業だったと思う。楽しかったかと言われれば座学よりはマシかな。ボイラーの仕事に就く事が決まってる人とかにはかなり有意義な内容だと思う。ただ午後の間ほぼ立ちっぱなしになるので結構足が痛くなる。

実技講習を受けてみて

20時間はやっぱり長く感じました。座学がとにかく長い。やっと終わったって感じ。朝から夕方まで同じトピックを聞き続けるのも楽じゃないし、正直飽きる。座ってるイスも微妙だし、お尻めっちゃ痛くなった。この実技講習の本番は3日目だ。俺の言ってる意味が講習に参加すればおそらく分かるだろう。ただこれでほんの少しボイラーについて詳しくなるけどイメージ的にはレベル1から1.5に上がった程度しか学べてないと思う。

実技講習を学科試験より先に受けた方がいいと思う理由

それと講習は先に受けても学科試験対策には意味ないってのをネットで見たけど自分はそう思わなくて、試験の前に講習受けた方がいいと思った。その理由としては

  • 試験前なので講習中の勉強モチベーションが保てる。(これ重要)
  • 運良く当たりの講師なら色々な部分を分かりやすく説明してくれるので理解が深まる。

特に2日目の講師の方が分かりにくい部分もかなり噛み砕いて説明してる方で、学科試験をまだ受けてない人にとってはかなりプラスになる講習になったんじゃないかと思う。勉強+講習を真面目に受ければ学科は1発合格間違いないはず。

ただ一つ注意点があって、これらはあくまでも講習に行く前にあらかじめ参考書で少しは予習してから実技講習に行くことを前提としてる。なのでなんとなくでも良いから暇な時にパラパラ参考書を読む程度でも構わない。これをしないと内容が意味不明で、退屈なものに感じるかな。ちなみに勉強の仕方と使った参考書についてこちらの「2級ボイラー技士を2週間の勉強で一発合格」に書いてあるので興味があったら見て下さい。

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